私の活動の原点は「何よりも命が大切」ということです。これは、戦争に命がけで反対した父の影響があります。父は、太平洋戦争中に反戦活動に加わったために、10年以上も獄中で過ごし、生涯を通して反戦平和と人々の暮らしの向上のため行動し続けた人です。そんな父の背中を見て、人々の命を守り、健康を支える看護の道を選びました。
看護学生時代は、日本の平和を脅かす日米安保条約をめぐり反対運動が盛り上がっていました。私も友人たちと、ベトナム戦争、沖縄の現状、日米安保条約について学ぶ中で、両親の生き方の影響もあり、日本共産党に入党しました。
看護師として働く中で、多くの死にも立ち会ってきました。ある女性は、つれあいを亡くされ「もっと病気についての知識があったら、いろいろな制度を知っていたら、夫を死なせずに済んだかもしれない」と深く嘆いておられました。
こんな後悔をもう誰にもさせてはならないと痛感し、患者さんのご意見や生活状況、さらには医療・福祉の制度全体にも目を向けることの大切さを学びました
医療現場を退職してからは、健康友の会武蔵村山副支部長として、健康に生活していくための活動を続けていました。公共施設の有料化中止、家庭ゴミ収集の有料化中止、補聴器購入の補助金の支給などの陳情を市議会に提出しましたが、まともな審査もせずに不採択にされました。
こうした市議会を変えて、誰もが健康で安心して住み続けられる街づくりに奮闘する決意です。